沖縄と言えば「海」!のイメージが強いと思いますが、自然豊かな島国の沖縄は満天の星空も見どころの一つです。
「沖縄の自然が好きな方」「星空が好きな方」「沖縄旅行へ行きたいけれど目的が無い方」などなど、星空を通して沖縄を楽しんでみませんか?
そして、沖縄もより人口が少なく自然の多い「離島」は見える星空も格段に違う!そんな沖縄の離島での星空にご案内します。
沖縄本島に行ったことがあるけれど離島までは行ったことがない方や沖縄本島に住んでいるけれど離島までは行ったことがないという方も、今年は日頃のストレス発散に非現実的な星空観察へ出掛けてみましょう!
ゆったりと感じる時間と色彩豊かな自然溢れる沖縄の離島で過ごす時間はあなたを最幸に癒してくれるでしょう。
沖縄の離島で楽しめる星空スポットをご紹介しますので、ご参考に星空デートや星空ドライブ、星空旅行の計画に使ってみてくださいね。
- 沖縄の離島で星空観察をするメリット
- 波照間島・西表島・石垣島それぞれでの星空スポット
- 沖縄の離島のモデルコースで過ごし方を計画できる
- 離島での星空を楽しむツアーやアクティビティ
- 星空観察におすすめの宿泊施設の選び方
沖縄の離島で星空を楽しむ理由
沖縄の離島は南十字星が見れる特別な場所です。そして、沖縄の離島には星空保護区としても認定されている場所もあります。
街灯や商業施設など、沖縄の離島は灯りも少ないので天の川が肉眼でも見ることができたり、ここでしか見れない星座もあるなど、魅力溢れる沖縄の離島で星空を楽しんでみてはいかがでしょうか。
なぜ沖縄の離島の星空が綺麗なのか、「光害(ひかりがい)」が少ないとどんな効果があるのか、星空保護区としての沖縄の八重山諸島の離島についてご紹介します。
光害の少ない環境が生む絶景
「光害」とは、建物内の電気や外にある看板の照明、街灯などで起こる環境などへの影響のことです。
例えば、都市部などの光によって、大気中にある塵や水分などでさらに光が拡散されることで、天体観測に影響が出たり、睡眠障害が起きたり、農作物が上手く育たなくなったりする様々な影響のこと。
星空を綺麗に見るには、光の影響(光害)がなるべく少ない場所を選ぶことも重要です。
光の影響で夜空の明るさが増すとせっかくの綺麗な星空も見えづらくなってしまいます。都会での星空が見えないのはこれが理由なことは皆さんご存知のはず。
一方で、沖縄の離島では自然豊かな場所が多く、人工照明などが少ないこともあり「光害」の影響は少ないです。そのため、満天の綺麗な星空を体験することができます。
沖縄の離島では、天の川も見ることができますし、流れ星も夜空をずっと見ていると当たり前のように流れますよ。
都会では数個しか見つけられない星も、沖縄の離島へ行けば夜空全体に星が散りばめられているような絶景を体験することができます!
南十字星や天の川が見られる特別な場所
日本初の星空保護区は沖縄県の離島、八重山郡の「西表石垣国立公園」!星空保護区として、日本で1番目、アジア全体では2番目に認定されているのをご存知でしたか?
また、暗い環境と美しい星空を保つ自然公園や森林公園として認定される「ダーク・スカイパーク」でも世界で59番目に登録されています。
そのような根拠もあり、沖縄の離島の星空は圧巻の美しさです!天の川も見ることができますし、日本で「南十字星」が一番はっきり見える場所は波照間島とされています。
南十字星(サザンクロス)として知られる「みなみじゅうじ座」は88ある星座の中でも一番小さな星座。
α(アルファ)星・β(ベータ)星・γ(ガンマ)星・δ(デルタ)星からなる縦横にクロスした十字架の形。
日本でも観れる場所は限られており、沖縄県の南部や宮古島・石垣島などがある先島諸島で見ることができます。ただし、水平線近くまでしか上がらない星座なので、海の方向に何も遮るものがない場所で観察しないと観ることができません。
また、観察に適している時期は12月〜6月ごろまでです。
星空観察におすすめの離島3選

沖縄の離島の中でも特におすすめな星空観察に適している島をご紹介します!
波照間島・西表島・石垣島は満天の綺麗な星空を観れる自然豊かな離島です。この記事を読んで、家族旅行やカップルでの旅行の参考にしていただければ幸いです。沖縄の離島でロマンチックな星空をお楽しみください。
波照間島・西表島・石垣島、それぞれの星空の楽しみ方や日中も楽しめる場所をご紹介します。
波照間島:日本最南端の星空

🏝波照間島
〒907-1751 沖縄県八重山郡竹富町波照間
石垣島から船が出ており、1日石垣発と波照間発が3便ずつ。
⛴石垣発:8:00、11:45、15:00
⛴波照間発:9:50、13:00、16:50
※波照間島での星空観察を考えると宿泊必須です。船の時間や料金などは船の公式サイトからご確認ください。
🌌波照間島の星空指数
↑星空を楽しみたい方は天気や星空指数も合わせてご確認ください。
波照間島(はてるま)島は、日本最南端の有人島です。「南十字星」をみれる場所としても有名で、星空が好きな方に人気のスポット。そして、88ある星座のうち84の星座を見れる場所でもあります。
南十字星が見れるのは、12月〜6月ごろ。暑い夏の沖縄ではなく、冬〜春の沖縄で星空をお楽しみいただくのがおすすめです。
波照間島は、島の人口は500人もいない程の島です。そのため、人工光も少なく肉眼で満天の綺麗な星空を楽しむことができます。天の川や流れ星も自分の目で見ることができますよ。
そして、沖縄では星空観察をする際に夜に活動を始める「ハブ(蛇)」に気をつけることも重要ですが、その「ハブ」が波照間島にはいません!ハブがいないかとビクビクすることなく満天の星空を楽しむことができます♪
波照間島ニシ浜の浜辺で満天の星空
日中も行ってほしい場所「ニシ浜」!サラサラの真っ白な砂浜と青く透き通る海に包まれる世界の浜辺です。
波照間島で遊泳可能なビーチはここだけなので、泳ぐ予定の方は要チェックです!遠浅の海なので、親子で楽しむことができますよ。
そして、沖縄の綺麗な海といえば「ウミガメ🐢」を連想する方も多いと思いますが、ここではウミガメとも出会える海としても有名です。遭遇率が高いので、ニシ浜へ行くかたはウミガメも探してみてくださいね。
夜には、満天の星空を楽しめる場所。静けさと波の音に癒されながら楽しめる星空は日頃の疲れを癒し、今この時をじっくり味わえる星空スポット。
天の川も見ることができる場所なので、お手持ちのスマホやカメラで星空撮影にもチャレンジしてみましょう!
スマホで星空が撮れるの⁉︎と思った方、最近のスマホは性能が良いのでちょっとした工夫で星空も撮ることができますよ♪スマホで星空を撮る方法はこちらからご確認ください→📱🌌スマホで星空撮影
「日本最南端の碑」周辺も星空スポット!
波照間島は、日本の有人島で最南端に位置する島。南の果てでもある波照間島には「日本最南端の碑」があります。
波照間島の星空は「日本一」と言う方もいるほど綺麗で、この「日本最南端の碑」の場所で星空を背景に写真を撮るのも人気の撮影スポットとなっていますよ。
驚きなのは、この日本最南端の碑は1970年ごろ、旅行で訪れた学生が自費で建立!しかもそれがアルバイトで稼いだお金で作ったそうです。
この場所にはいくつかの石碑があるので、波照間島での写真撮影スポットとしても定番の場所なので、波照間島を訪れる際にはぜひ行ってみましょう!
ニシ浜とは間反対の場所にあるこの場所は、徒歩だと1時間、車で15分程度です。お散歩がてら回ろうと思うとやや大変です。夏の日差しの中での徒歩や自転車は熱中症にも気をつけて行いましょう。
「星空観測タワー」は取り壊しになるので施設利用できません
波照間島で星空を楽しむのなら「星空観測タワー」がおすすめでしたが、施設の老朽化により残念ながら取り壊しが決まっているようです。星空を観察するのに最適な施設で、星空観測タワーは無料で利用もでき、200mmの屈折式天体望遠鏡も使える場所でした。
建物が壊れるものの天体望遠鏡はまだ使用できるものだと思うので、違う形でもこの望遠鏡でまた星空を観察できたら良いですね。
「星とくらす波照間島」ということで、この老朽化した「星空観測タワー」を今後どのようにしていくか、波照間島と星空の関係性をどうしていくかなどが令和5年に調査が行われていますので、気になる方はこちらをご覧ください→🌌R5波照間島観光拠点施設意向調査
波照間島での星空旅1泊2日モデルコース
【波照間島:1日目】
時間帯 | 内容 |
---|---|
午前 | 石垣港離島ターミナルから高速船に乗船(約70〜90分) ※波が高い日は欠航することがあります。事前確認を! |
昼 | 波照間港着 → 宿にチェックイン or 荷物を預ける |
13:00 | 島内で昼食(おすすめ:そばカフェあとふそこ、ぺえ〜ぬ食堂、お食事処あらぶちなど) |
14:00 | レンタサイクル or レンタバイクで島を一周開始! |
15:00 | 【ニシ浜ビーチ】 透明度抜群の青い海でシュノーケル or 砂浜でまったり 「パーラーみんぴか」でかき氷を食べるのも良し! |
16:30 | 【日本最南端の碑】と【虎の口】・【高那崎】へ 断崖絶壁と太平洋の大パノラマを体感 |
17:30 | 早めの夕食(味○ (みまる)、居酒屋あがん、居酒屋バンブーなど) |
19:30 | 宿の屋上やビーチで星空観察開始 |
20:00 | 南十字星観察(12月〜6月が見頃) 天の川や流れ星、88星座の多くが見えますよ! ※懐中電灯・虫よけ・マット・星空撮影の道具を持っていくのがおすすめ |
宿泊 | ホテルオーシャンズ、ペンション最南端、ハウス美波 などがおすすめ |
波照間島の宿泊施設「ハウス美波」では、星空撮影ツアーも行っています。こちらに宿泊予定ではない方も参加できますので、ぜひ地元に住んでいる方のお話を聞きながら星空撮影にチャレンジしてみましょう!カメラのレンタルも行っています→詳しくはこちらから📸🌌
【波照間島:2日目】
時間帯 | 内容 |
---|---|
6:30 | 朝のビーチ散歩(ニシ浜の朝焼けも絶景) |
7:30 | 宿で朝食 |
9:00 | コート盛(展望台)や波照間島灯台などを楽しむ |
11:00 | お土産購入・のんびりカフェタイム |
13:00 | 港へ移動、フェリーで石垣島へ戻る(※便数には注意が必要です!) |
西表島:ジャングルと星の共演

🏝西表島
沖縄県八重山郡竹富町
🛩アクセス
本土からは、沖縄(那覇)か石垣島へ飛行機で行ってから船での移動になりますが、那覇へ寄ることがなければ、直接石垣島の空港へ行く方が効率が良いです。
※西表島は飛行場がありません。そのため、石垣島からフェリーで移動する必要があります。
ルート①:本土 → 石垣島(直行便)→ 西表島
🛫飛行機:羽田・成田・関空・中部・福岡などから直行便あり(約3時間前後)
🚌石垣空港 → 石垣港(バス・タクシーで30分)
⛴石垣港 → 西表島(船で40〜50分)
ルート②:本土 → 那覇 → 石垣島 → 西表島
🛫飛行機:本土 → 那覇(1.5〜2時間)
🛫飛行機:那覇 → 石垣(約1時間)
🚌石垣空港 → 石垣港(バス・タクシーで30分)
⛴石垣港 → 西表島(船で40〜50分)
🚢石垣港 → 西表島の航路情報
高速船は 八重山観光フェリー や 安栄観光 が運行
西表島には港が2つ:大原港(島の東側)・上原港(島の西側)
旅の計画に合わせて、港を決めるようにしましょう!
🌌西表島の星空指数
↑旅をしながら星空も楽しみたい方は、天気や星空指数も確認しておきましょう!
絶滅危惧種である「イリオモテヤマネコ」の生息地としても有名な「西表島(いりおもてじま)」。
沖縄本島からでも飛行機と船を使って、約3時間弱の時間がかかります。
星空好きなら絶対一度は行ってみたい場所としても人気の「西表島(いりおもてじま)」!なぜかというと、西表島は国内初の星空保護区(2018年4月)となった場所だからです。
また、西表島は多くのアクティビティも楽しめるスポットとしても人気の離島!カヤックや水牛車、ダイビングやシュノーケリング、SUP、トレッキング、サイクリング、などなど
人気の多過ぎない場所でのアクティビティを楽しみたいなら、西表島はおすすめです!
トゥドゥマリ浜(月ヶ浜)
トゥドゥマリ浜は「西表島ホテルby星野リゾート」前にあるビーチ。月ヶ浜とも呼ばれる理由は月のように湾曲した浜辺になっているからです。
サンセットを楽しめるビーチなので、夕日を楽しみながら夜の星空までこのトゥドゥマリ浜でゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
そして、このトゥドゥマリ浜は沖縄県で唯一の鳴き砂の浜でもあります。鳴き砂を歩くと「キュッキュッ」と音が鳴るので、行く方はその面白さも楽しんでみてくださいね。
また、このトゥドゥマリ浜はウミガメの産卵地にもなっています。西表島ホテルでは、さまざまなアクティビティの提供もしています。
散歩しながら沖縄の自然を学べるガイドウォークやウミガメの産卵痕を調査できるツアーやクルーズ、SUPやシュノーケル、カヤックなど西表島でさまざまな体験が楽しめますよ!
西表島ホテルの星空観察ツアーでは、双眼鏡や望遠鏡での星空観察も行っています。90分のツアーで、4歳~12歳:6,300円、13歳~65歳:6,900円
→🌌🔭西表島での星空観察ツアー
星空観察ミステリーツアーでは、ヤシガニやホタルに会えることも!望遠鏡などは含まれていませんが、満天の星空を楽しむことができますよ。90分:5,800円(3歳~12歳)、6,500円(13歳~80歳)→🌌星空観察ミステリーツアー
満天の星空に包まれるナイトカヤックや貸切のクルーザーでディナーを味わいながら天の川や星空の絶景を楽しむティンガーラディナークルーズ、夜行性の生き物を探索するナイトサファリなど星空を思い切り楽しむメニューもありますよ♪
星砂の浜
上原港からも近い星砂の浜。その名の通り、星砂を見つけることができるビーチです。
色とりどりの熱帯魚も見ることができ、シャワーやトイレ、レストランなどもあるので、ご家族でビーチを楽しみたい方におすすめ!
サンゴや熱帯魚を楽しむことができるので、シュノーケリングスポットとしても人気の場所です。
夜にはもちろん満天の星空も楽しむことができます。星の砂と空の星に囲まれて、波の音も楽しみながら、ゆったりと星空観察をしてみてはどうでしょうか。
レストラン「ほしずな亭」でディナーを楽しみながら、そのまま海での星空を楽しむ流れが良いかもしれません。
星砂の浜の周りにはペンションやキャンプ場もいくつもありますので、宿泊も楽しみながら、星空も楽しんでみてくださいね。
西表島での星空旅1泊2日モデルコース
時間帯 | 内容 |
---|---|
午前 | 石垣港から高速船で西表島(大原港)へ(約40〜50分) 高速船は 八重山観光フェリー や 安栄観光 が運行! ※宿泊地の近くの港に到着する便を選ぶと便利 |
9:45 | 大原港より船浦方面へ徒歩5分のクルーズ乗り場へ |
10:00 | 【仲間川マングローブクルーズ】 国内最大級のマングローブ林を船で探索! |
11:00 | 上原港まで移動(車で約40分)しながら、島の食堂でランチ(キッチンまつやま、AZAHAEMI(字南風見)、レストランサミン) |
13:00 | バラス島ウミガメと泳ぐシュノーケリングやSUP体験など西表島アクティビティを体験! |
16:30 | ホテル・民宿にチェックイン(休憩など) |
18:00 | 宿や周辺で夕食(地元食材の創作料理がおすすめ) |
20:30 | 【星空観察ツアーや星空フォトツアー or 自分で観察】 天の川・南十字星・流星群などが肉眼で見える! |
宿泊 | 星空が見える宿泊施設に泊まろう! |
【西表島:2日目】
時間帯 | 内容 |
---|---|
6:30 | 早朝ビーチ散歩(宿近くのビーチで朝日と静寂を満喫) |
7:30 | 朝食(宿にて) |
8:30 | 【ピナイサーラの滝トレッキング&カヌーツアー】(半日コース) カヌーで川を進み、滝を目指す大人気アクティビティ! |
13:00 | 港へ移動・高速船で石垣島へ(天候により船の状況が変わることがあるので早め行動を) |
石垣島:星空保護区での観測体験

🏝石垣島
沖縄県石垣市
🛫アクセス
出発地別:石垣空港(ISG)への直行便
・東京(羽田)約3時間20分
・大阪(関空)約2時間40分
・名古屋(中部)約2時間30分
・福岡 約2時間
・那覇(沖縄本島)約1時間
※直行便がない地域は、那覇→石垣と乗り換えるのが一般的です。
🚕石垣空港から市街地まで
バスやタクシー、レンタカーで約30分。レンタカーの場合は事前予約必須!
🌌石垣島の星空指数
↑星空観察には星空指数の確認も大事です!事前にチェック!
石垣島は、沖縄県の八重山諸島に属する島で、沖縄本島から南西へ約410kmの場所にあります。
沖縄県内では3番目に大きい島で、日本百景や日本に17ヶ所しかない『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で三つ星にも選ばれている絶景スポットの「川平湾」でも有名な島です。
冒頭でも星空保護区についてお伝えしましたが、石垣島・西表島・与那国島などを含んだ八重山諸島は日本初の星空保護区に認定された地。天の川や南十字星が観測可能の星空スポットとなっています。
石垣島には、全国で4つしかない直径20mの巨大な電波望遠鏡のある「国立天文台VERA石垣島観測局」があります。この電波望遠鏡は、全国4つの観測局を組み合わせて観測すると、直径2,300kmの電波望遠鏡になるんだとか。
見学は制限されていますが、大きな望遠鏡は外観だけでも満足できるので、星空好き・天文学好きな方は一度見に行ってみるのも良いかもしれません。夜にはライトアップもされますよ!
星空好きにはたまらない、この星空保護区でもある石垣島で、星空を思い切り楽しみましょう。
石垣島天文台
石垣島天文台では、施設の見学や宇宙シアター(2025年6月現在は公開停止中)、土日祝に行われる天体観測会を楽しむことができます。
石垣島天文台にある「むりかぶし望遠鏡」は、九州と沖縄の中では最大の光学・赤外線反射式口径105cmの望遠鏡です。施設見学の際や天体観測会の際に月や惑星の観察もできます。
満天の星空が見れる石垣島で、星空のプロから星の説明を聞いてみましょう♪
石垣島天文台へはカーナビだと間違った場所へ案内されることもありますので、カーナビで「0980-82-4097(八重山森林組合)」の電話番号検索で、前勢岳林道の入口付近まで行き、前勢岳林道に入って道なりに3Kmほど進むと第1駐車場が見えてきます。
車は第2駐車場に停めて、歩いて石垣島天文台まで向かいましょう。
石垣島星空ファーム
天然のプラネタリウムが楽しめる石垣島星空ファームは、私有地のため星空ツアーなどを予約してから楽しむスポット。
「石垣島星空ファーム」は海に突き出る「のばれ岬」にあり、水平線ギリギリまで360°全天見渡せる満天の星空を楽しむことができますよ。
リクライニングチェアで星空浴をしながら、専門のガイドさんによる星空解説を聞きながら、宇宙の視点や星占いの視点、八重山の文化などから星空のお話が聞けますよ。時間は毎日21時から1時間程度です。
星空観察ツアーの予約はこちらから→🌌石垣島星空ファーム
野底岳展望台(通称:マーペー)
星空撮影スポットとしても人気の野底展望台。石垣島で2番目に高い山で標高は約282m。車で山頂付近まで行けて、20分程度の登山で山頂まで行けます。
山頂からは360°見渡すことができて、星空に包まれるような体験ができる星空スポットです。星空を楽しむのに最高の場所ですが、道が悪いので運転には気をつけて行くようにしましょう。
山頂に「マーペー岩」という触ると願いが叶う岩があります。この岩は、昔、マーペーという美女が遠くの島にいる恋人を想い岩のうえで祈り続けそのまま岩になったという「マーペー伝説」が語り紡がれている場所です。この岩に行った際には、ぜひ岩にも触れてみてくださいね。
3月ごろにはホタルを見ることができ、6〜7月ごろにはサガリバナを観察することもできます。
石垣島での星空旅1泊2日モデルコース
【石垣島:1日目】
時間帯 | 内容 |
---|---|
午前 | 新石垣空港 到着(那覇・東京・関西などから) |
10:00 | レンタカーで島巡りスタート🚗(空港で借りるのが便利) |
10:30 | 【川平湾】 石垣島といえばここ!展望台からのエメラルドブルーは絶景です。 グラスボート体験もおすすめ⛴ |
12:00 | 島の食堂で八重山そば・海ぶどう・ジューシーなど島グルメを堪能 えび出汁のそば「八重山嘉とそば」、海のロケーションでランチ「セントエルモ」、ステーキや牛汁の「担たん亭 レストラン」、うこん入りのそば「かぶさ食堂」などがおすすめ |
13:00 | 【エメラルドの海を見る展望台】や【バンナ公園】、【フサキビーチ】、【石垣島鍾乳洞】 などの絶景や自然を楽しむリラックスタイム |
15:00 | 【ユーグレナモール】 市街地でお土産探し&カフェ休憩 |
16:30 | ホテルチェックイン(星空が見やすい宿を選ぶと◎) |
18:00 | 夕食 「石垣牛ビアガーデン スカイ」、「島唄三線ライブ×島豚しゃぶしゃぶ あぐー家」、「石垣牛MARU」など |
20:00 | 【星空ツアー or 自由観察】 市街地を離れれば天の川が見られる! |
🌌大型クルーズ船に乗って石垣島の星空を楽しみながら、三線の音色やライブも一緒に楽しめる星空てぃんがーらクルーズのご予約はこちら→🌌星空てぃんがーらクルーズ
🌌「美ら星マイスター」に星空案内をしてもらいながら、リクライニングチェアで星空を楽しむ星空ツアー。星空フォト撮影や島唄三線の生演奏もついているツアー→🌟星空鑑賞ツアー
【石垣島:2日目】
時間帯 | 内容 |
---|---|
6:30 | 早朝ビーチ散歩(サンライズ or 朝ヨガもおすすめ) |
7:30 | 宿などで朝食 |
9:00 | 【青の洞窟 シュノーケリング体験】透き通る海とサンゴに癒される |
11:30 | ホテルチェックアウト・空港へ移動(お土産購入も忘れずに) |
離島だけではなく沖縄本島でも星空を楽しめるスポットは多くあります。沖縄本島の南部・中部・北部での星空観察スポットをご紹介→🌌沖縄県本島の星空スポット!
星空観察のベストシーズンと準備

沖縄の八重山諸島では、88星座のうち84星座を観察することができる星空好きにはたまらない星空スポット。季節によって見える星座も変わりますので、好きな星座や季節の星座に合わせて星空観察へ出かけましょう♪
星空観察をする際には事前に準備することでより一層楽しむことができますよ。星空アプリを事前にダウンロードしたり、スマホでの星空撮影にチャレンジするために三脚を用意するのも良いでしょう。
安全に楽しむための準備もしてから、満天の星空を思い切り楽しみましょう!
観測に適した時期と時間帯
季節によって見える星座は以下の通り。天気や星空指数なども確認してから星空観察へ出かけると星空を楽しめる確率もアップしますよ!
- 🌸 春:南十字星、さそり座、てんびん座
- ☀️ 夏:天の川、夏の大三角(ベガ、アルタイル、デネブ)、流れ星
- 🍁 秋:アンドロメダ銀河、カシオペア座、ペガスス座
- ❄️ 冬:冬の大三角、オリオン座、すばる(プレアデス星団)
月ごとに分けると下記の星座や星空を楽しむことができます。沖縄は天気が変わりやすいので、星空を楽しむために沖縄の離島へ行く方は天気などで星空を見ることができない想定も入れて、数日間の予定で計画すると良いでしょう。
時期 | 星座・天体 | ポイント |
---|---|---|
1〜3月 | 冬の大三角(オリオン座、シリウス)、すばる | 空気が乾燥し星がくっきり。北風が吹きやすく肌寒いので防寒対策を。 |
4〜5月 | 南十字星(波照間島のみ)、さそり座が昇る | 雨季前で空が安定。天の川も見え始めるベストシーズンの始まり! |
6〜8月 | 天の川が夜半から濃く見え、流れ星(ペルセウス座流星群も)が活発 | 気温が高く快適。台風に注意しつつ星空と南国気分が楽しめる。 |
9〜10月 | アンドロメダ銀河、秋の大四辺形 | 台風後は空気が澄み、涼しくて星がきれいなベストシーズン。 |
11〜12月 | 冬の代表星座(オリオン座、冬の大三角)、すばる | 北風で雲が出やすいが、乾燥した夜は透明度抜群!温かい服装で観察がおすすめ。 |
2025年の天体イベントはこちら👇流星群に合わせて旅行などの予定を立ててみても良いかもしれませんね。
時期 | イベント |
---|---|
1月 | しぶんぎ座流星群(1/3〜1/4) |
5月 | みずがめ座η流星群(5/6前後) |
8月 | ペルセウス座流星群(8/12〜8/13ピーク) |
10月 | オリオン座流星群(10/21前後) |
12月 | ふたご座流星群(12/14前後、年間最大級!) |
必要な持ち物と服装のポイント
星空観察は夜になることから、視界も悪く、足元にも気をつけなければなりません。沖縄ではハブが出現することもありますので、足元を照らすライトは必ず持ちましょう。そして、安全面から足場が悪い場所での星空観察は避けた方が良いでしょう。
沖縄は暑いイメージがあるものの、冬の季節は冷えます。特に海沿いでは風が強いこともありますので、夜には羽織ものを持つことや虫除けに長袖・長ズボンで対策することも良いですよ。
持ち物 | 理由 |
---|---|
🔦 赤色ライト | 暗順応(明るいところから暗いところへ行って目が慣れること)を妨げない。 |
🧥 上着・ブランケット | 冬場や夜は重ね着で冷え込み対策。 |
🧴 防虫スプレー | 夏場は蚊が出やすい。 |
📷 カメラ&三脚 | 星空や天の川撮影には三脚必須! |
📱 モバイルバッテリー | 長時間滞在する際に安心。 |
🧭 星座早見盤やアプリ | 星座探しに便利。アプリは事前にダウンロードを! |
🧊 飲み物 | 長時間滞在時に脱水対策は大事! |
🧺 敷物・マット・折りたたみイスなど | 座ったり寝転ぶ用。 |
海でカメラやスマホを使用する際には、水濡れしないことや細かい砂が撮影機器などに入ってしまわないようにすることも注意が必要です。
スマホを丸ごと入れられるような透明のケースやカメラ機器も安定感のある三脚を使用することもおすすめ。
沖縄は湿気も高いので、カメラ機器の保管は除湿剤や除湿ができるボックスなどを使用するようにしましょう。
沖縄でカメラを保管していたら、湿気でレンズ内にカビが入ってしまいました。クリーニングに出すのにも結構お金がかかるので、湿気対策はしっかりやっておくことをおすすめします。
星空観察にはランタンもおすすめです。ほし旅が厳選したランタンをご紹介→🪔星空観察におすすめのランタン5選
夏の星空観察に役立つグッズをまとめました!ご家族や恋人との星空観察を快適に楽しむためのグッズをチェック→🌌夏の星空観察で役立つグッズ
旅行初心者必見!沖縄旅行で必要なものをまとめました。子連れ旅行のご家族にも安心して旅行を楽しんでいただくために、こちらの記事で持ち物チェック→🎒沖縄旅行で必要なもの!初心者や子連れの旅行準備チェックリスト
新月前後に星空観察の計画をすることでさらに楽しめる
星空を堪能するなら、新月前後の夜がおすすめです。闇に包まれた空に無数の星が広がり、一生の思い出になりますよ。
2025年と2026年の新月の日付をまとめました。沖縄離島で星空観察を計画する際にご活用ください!
新月当日を含めた前後2日間が、最も月明かりの影響が少なく星空観察に最適です。
🌑 2025年の新月スケジュール
日付 |
---|
1月29日 |
2月28日 |
3月29日 |
4月28日 |
5月27日 |
6月25日 |
7月25日 |
8月23日 |
9月22日 |
10月21日 |
11月20日 |
12月20日 |
🌑 2026年の新月スケジュール
日付 |
---|
1月19日 |
2月17日 |
3月19日 |
4月17日 |
5月17日 |
6月15日 |
7月14日 |
8月13日 |
9月11日 |
10月11日 |
11月9日 |
12月9日 |
合わせて、星空指数も確認するようにしましょう。
全国各地には満天の星空を楽しむスポットが星の数ほどあります!夏の星空を楽しむスポットを見てみましょう→🌌夏の星空を見に行こう!
沖縄旅行でもし雨が降ってしまったら、、、そんな日でも楽しめる場所はあります!沖縄で雨の日でも室内アクティビティが楽しめる人気観光スポットをご紹介しています→☔️雨の日の沖縄で室内アクティビティ
星空観察を楽しむためのツアーと宿泊施設

星空を楽しむには、ただ見るだけではもったいないですよ!ガイド付きツアーや星空フォトも付いているプランで星空を思い切り味わってみましょう!
沖縄で活動をされていて星空フォトツアーなどもしている写真家にガイドをお願いすれば、ただ見るだけの星空もより一層楽しむことができます。
また、宿泊する場所も星空を楽しめる場所へ宿泊するのもおすすめです。近年では沖縄でもグランピング施設やキャンプを楽しめる場所も増えてきました。
沖縄の離島では、星空を楽しみながらのアクティビティも多数あり、沖縄の夜行性な動植物を楽しむナイトサファリやナイトカヤックなどもお楽しみいただけますよ。
沖縄の離島で更に星空を楽しみ、思い出にも残る楽しみ方をご紹介します。
ガイド付きツアーの魅力
ご家族やカップルや友人と初めての沖縄の離島へ旅行に行く際、夜に星空を楽しみたいけれど、おすすめのスポットがどこか知らなかったり、安全性なども気になるポイントですよね。
そんな時には、沖縄の自然をよく知っている自然写真家であり、星空フォトツアーもしている「EVERGREEN STUDIO」のアンディさんへ依頼してみてはいかがでしょうか。
沖縄の自然をよく知っている方なので、安全に楽しめるように星空ガイドもしてくださいますよ!そして、星空との写真を撮ってもらったり、お手持ちのスマホでも星空を撮影できる方法も伝授してくださいます。
普段は、沖縄本島を中心に活動されていますが、沖縄本島以外も受け付けているので離島で星空フォトやツアーガイドも楽しみの一つとして依頼してみてはどうでしょうか。
🌌沖縄星空フォトツアーについて特集記事も書いていますのでこちらからご覧ください⇨「EVERGREEN STUDIO」📸
沖縄でのデートにはこちらの記事もおすすめ❤︎恋人と一緒に沖縄で素敵な思い出を作りましょう→👫カップルにおすすめな沖縄のロマンチックスポットをご紹介♪
星空観察に適した宿泊施設の選び方
- ポイント①:市街地を避ける(光害を避ける)
- ポイント②:屋上やビーチアクセスのある宿を選ぶ
- ポイント③:ナイトツアーや星空ツアー付きの宿
沖縄の離島では市街地だと光害のある地域も多く、どこでも星空が見えるわけではないのが現実。本当に満天の星空を体験したいなら、宿泊場所の選び方も重要です。
星空を楽しむ離島の宿選びポイント①市街地を避ける(光害を避ける)
市街地中心部は便利ですが、光が多く星空は見えにくいです。星空を楽しむのなら、自然豊かな場所や海の側で見晴らしの良い場所にある宿泊施設が良いでしょう。
星空を楽しむ離島の宿選びポイント②:屋上やビーチアクセスのある宿を選ぶ
星空撮影やゆっくり星空観察するには、視界が開けた屋上や海辺のテラス付き宿がおすすめ。また、宿泊施設から歩いていけるような距離に海があると星空観察もしやすいでしょう。
星空を楽しむ離島の宿選びポイント③:ナイトツアーや星空ツアー付きの宿
夜にナイトツアーや星空ツアーに参加される方は、宿までの送迎があるツアーや宿からスタートできるツアーなどが初心者には安心です。
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星空観察のマナーと注意点

星空を観察するには、地元民への配慮と安全面に気をつけることがとても大切。
特に沖縄の「ハブ🐍」は夜行性なので、夜に草むらや森の中へ入ることは危険ですので止めましょう。草むらや森の中でなくても、ハブはどこにでも出る可能性があります。
また、住民の生活に影響を与えてしまうような迷惑行為は止めましょう。旅行でテンションが上がり、はっちゃけてしまうのもわかりますが、大声を出したり酔っ払って場を荒らすような行動はしないでくださいね。
星空観察に出かける際は、各自の責任において安全に配慮しながら無理のない範囲でお楽しみください。
地元住民への配慮とマナー
沖縄の離島では旅行者や星空を楽しむ方だけではなく、もちろん日常をこの地で過ごしている方もいらっしゃいます。その方々に迷惑がかからないような配慮をすること、マナーを守ることもとても大切です!
- ✅ 大きな声や音楽は控え、静かに楽しむ
- ✅ ゴミは必ず持ち帰る
- ✅ 許可された場所以外には立ち入らない
- ✅ 強い光(車のヘッドライトや焚き火など)は使わない
- ✅ 夜間は交通や生き物に注意し、ゆっくりと運転する
- ✅ 私有地には入らない
あなたの行動が今後訪れる観光客や星空観察をする方のイメージとなることもありますので、最低限のマナーは守り、安全に楽しく離島を楽しみましょう。
沖縄の離島では、地元民も他の場所から来た方も共に穏やかなコミュニケーションを楽しみたいですね。
星空観察のマナーと注意点
離島で星空を観察する際には、自分勝手な行動は他者への迷惑にもなりますので、その場を荒らしたり、他の星空観察者たちへも迷惑をかけないように星空を楽しみましょう。
星空を楽しむ際には夜なこともありますので、安全面に気をつけることがとても大事!特に沖縄では「ハブ🐍」が出ることもありますので、安全・安心なスポットで星空を楽しむようにしましょう。
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まとめ

沖縄の離島で星空を楽しむ魅力と、光害が少ない環境だからこそ見られる美しい夜空、そしておすすめの離島スポットやプランをご紹介しました。
沖縄八重山諸島には、日本初の星空保護区に認定されたエリアもあり、天の川や南十字星がはっきりと見えます。
波照間島、西表島、石垣島は、それぞれに魅力的な星空と体験が広がる特別な場所です。非日常を楽しみたい方にうってつけの星空旅を楽しみましょう!
星空観察にぴったりな季節や服装、流星群の見頃や星空を楽しめる時期もまとめているので、旅の計画や星空観察の計画にぜひご活用ください。
旅の初心者や沖縄の離島初心者は、現地のガイドさんの力も借りて、一生の思い出に残るような素敵な旅を体験しましょう。
自然の中で過ごす静かで幻想的な夜は、きっと日頃の疲れを癒してくれるはずです。いつも頑張っている自分のために、沖縄の離島で星に包まれる特別な体験をしてみませんか?